曇りだというのに32度、暑い!冬の日本から来た私達にとって、ホーチミンは暑さと活気とバイクの波で迎えてくれた。 昨年の中国の威海ツアーから約半年、今年は12社で今からのアジアの期待値ナンバー1のベトナムに物流視察に来た。 首都の政治都市ハノイと南の経済都市ホーチミンは南北で約2000km弱 離れている。 ベトナムは人口8300万人(2004年) ハノイ約200万人 ホーチミン約700万人 社会主義国家なので、土地等は国家のものだが、中国と同じく経済開放政策の結果、市場経済がかなり発達してきている。預金金利が12%という高さも今からの国を象徴している。 市内はバイクの覆われている。国内に約300万台以上のバイクが走っているらしく。若い国の活気を見せつけてくれる。 今回はパナソニックベトナム工場と山九ベトナムと鴻池運輸ホーチミン事務所にお邪魔した。パナソニックさんでは、テレビの製造工場を見せていただき、見える化の掲示板に感心した。『見える化』はパナソニックのマネジメントの主要であるらしく、各人の成果が見えるか、各工場の成果が見えるか、等多くに取り組んでいて、製造ラインの省略化では従来の3分の1ラインで同じ製造力の成果に感心した。ベトナム国民は賃金が安い事はもちろんだが、他のアジア諸国と違う点はまじめさと器用さであるらしい。外国企業が東南アジアに出るには賃金の安さ・労働力の豊富さ・経済の活発さがあるが、特に労働力とまじめさと器用さが3つ揃った国は珍しいとの事だ。しかしかなりインフレが強く、今後は賃金アップの問題、雇用力の問題、管理者の養育の問題等、課題はそれなりにあるようだ。 しかし国としての経済力の伸びは、アジアではトップクラスで、特に家電類については確実に売れていくとの事だった。 山九ベトナムさんは、アジアの多く出てる強さを生かして、フォワーダー業務以外にアジア内ロジスティクスの力を入れている。 特に2006年にバンコクとドンハ(ベトナム中部都市)を結ぶ道が開通した。 これは陸路でミャンマー・タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・シンガポール・中国等を結ぶ事であり、今からのアジアの新しい物流路でもある。これらにGPS等の貨物追跡とタイムリー輸送を組み合わせ、新物流商品を提供しようとしている。こうした考え方自体が日本中小物流企業にはなかったと思った。 鴻池運輸VSIP(ベトナム・シンガポール産業団地)倉庫を見せて頂いた。鴻池さんも独自な物流商品を産業団地内の保税倉庫という特質を活かして営業展開をされていた。 広大な企業団地には多くの日本企業が展開中で、こうした保税倉庫の使い方は多くのメリットを与えていると思う。まさに今からの国ベトナムでの期待度が上がる事業でもある。 私達はその後ホーチミン北西のベトコンが掘った250kmの地下トンネルと戦争博物館を見学した。ホーチミン近くを攻めていたベトコンはカンボジアを越境して来たに違いないとか、ベトコンの犠牲になった農民は可哀想ととか話しながらきたのだが、農民がベトコンだった。北ベトナムの社会主義と南ベトナムの資本主義という構図が壊れてきた。 侵略者アメリカとふみにじられら民との戦いが、どうも答えのようだ。主義を守ったのではなく、自分達の土地を守った戦い、博物館に行っても多くも小学生が見学に来ていたが、自分達の厳しい歴史を忘れるな!という姿勢が強く見られた。 若い世代が90%という国、日本人から見て老人と若者との差を見せつけられた。 アメリカの勝ったアジアでの唯一の国。その誇りを忘れない限り、この国は確かに近い内にアジア1位を取るだろうと思う。 若さ・まじめさ・誠実さが有る限り、期待が持てる国である。 問題は日本だと言う事がよくわかる。若さ・はつらつさがない。もう一度『変身』をしないといけないと強く感じた。
J-TRUCK・NET 代表 友景 昭隆 |